今回は投資を成功させる為に、テクニックの部分を紹介したいと思います!
いくつかのテクニックの中でも「損切り」と言われるもので主に株式投資でよく使われる言葉ですが、
株以外にも考え方としても使えるものになるので、是非参考にしてください。
Contents
損切りとは!?
損切りとは、投資家が損失を抱えている状態で保有している株式等を売却して損失を確定させることをいいます。
ロスカット、ストップロスとも呼ばれます。購入した株式の価格が下落して、その後の回復が見込めないと判断できるケースでは、損切りが有効と考えられます。
そのまま保有し続けた場合、さらに株価が下落して損失額が膨らむ可能性もあるため、損切りをして損失額を確定させることで、それ以上損失が膨らまないようにすることができます。
なお、利益が出ている株式等を売却して利益を確定させることを「利食い(りぐい)」といいます。
損切りするメリット
個人が投資をしている時の失敗の一つに「塩漬け」があります。
「塩漬け」とは、買った株式が値下がりしたにもかかわらず、損切りできずにそのまま保有を続けた結果、含み損を抱えた状態を言います。
損切りをせずに塩漬けにしてしまうと、損失が拡大したりメンタルが崩壊したりと、多くのデメリットが生じます。
そういった際に早めに損を確定することでリスクをある程度軽減できるところが損切りのメリットです!
損切りができず何となく株を持ち続けてしまうと、さらに株価が下がって損失が拡大するリスクがあることです。
たとえば株価が下降局面に入った段階で早めに損切りをすれば損失が小さく済んだものの、損切りを躊躇したために損失が大きくなるケースがあります。
また、損切りをすることでメンタルが安定させる事ができるのもメリットの一つです。
損失額が確定せず含み損を抱えていると、いつまで経っても落ち着かず冷静な取引ができません。株式投資ではメンタルも重要な要素のひとつであり、冷静さを失えば他銘柄の取引でミスが増えてさらに損失を出す可能性があります。
メンタルが崩れて損失を出すと、焦って取り返そうとして無理なトレードが増え、さらに損失を出す悪循環に陥りかねません。含み損を抱えている銘柄を早めに損切りしておけば、このような悪循環を起こさずに済みます。
初心者が損切できない理由
なぜ損切りができないのか。
それは人間心理の問題です。行動経済学の研究では「人間は得をした喜びよりも、損をした痛みが2倍大きい」ことが判明しています。
つまり10円もらったうれしさの2倍の痛みを10円損したときに感じるのです。
これがあるために、経済活動のさまざまな場面で人間は、損失回避行動と呼ばれる振る舞いをします。
また初心者の方は損失を確定させること自体に抵抗感を覚えてしまいます。
保有している株を売却すれば損失額が確定するため、人によっては損失を確定させること自体に抵抗感を覚えて損切りを躊躇してしまいます。
損切りがなかなかできないのは、まさしく損失回避行動の代表的な事例です。
失敗をしていても、そのまま保有を続ければ、いつかは状況が変わって損が解消する、つまり痛みがなくなると考えてしまうのです。
こうして投資資金がいつまでも固定されることになって、身動きがとれなくなるのです。
損切りする時のポイント
損切りする時のポイントとして、事前に決めた損切りルールは必ず守ることが大切です。
たとえば損切りラインが近付いたときに、「元々の基準が厳しかった可能性があるから少し緩めても良いかも…」「今回だけは何か違う気がするから例外扱いで基準を緩くしよう」などと基準を変更するのは良くありません。
事前に決めたルールを破る癖がつくと損切りができなくなってしまうため、実際に株取引を行う際、損切りルールは絶対に緩めないという強い意識を持つようにしましょう。
まとめ
今回は、投資のテクニックである損切りを解説しました。
何度も伝えていますが、いかにリスクを理解しコントロールできるかが投資には重要です!
ただ初心者の方はどうしても損をしたくないという気持ちから利益の事をより考え、できるだけ損の事を考えないように
しがちになり、失敗してしまいます。
損切りは元々損をするつもり(損をする可能性)を考えて損切りするルールなどを自分で決めておくことで金額的にも、
メンタルの精神的なところも調整することができるので参考にして頂ければと思います。
参考:https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/so/J0295.html