前回の記事でも紹介した投資信託。
知識が少ない初心者でも始めやすい投資の一つと言いましたが、誰でもどんな投資信託でも良いわけではありません。
今回は投資は本当に損をするのかという事を
投資信託で失敗する理由をいくつか紹介して解説しますので是非参考にしてください。
Contents
投資信託とは!?
投資信託(ファンド)とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用のプロであるファンドマネージャーが株式や債券などに投資・運用しその運用の成果として生まれた利益を投資家に還元するという金融商品です。
ネット証券を利用すれば100円からと安価に始められ、投資の専門家であるファンドマネージャーに運用を任せられるので、
幅広い層で投資信託の人気が高まっており、利用者はこの2年間で倍増しています。
失敗①分配金だけで投資先を選んでいる
毎月分配型などの分配金を重視し商品を選んでしまうと失敗する可能性があります。
定期的に分配金がもらえる投資信託の人気は高く、毎月分配型のファンドも人気が高くなっています。
しかし、投資信託の分配金は銀行の預金などとは違い、支払いが約束されているわけではありません。また、投資信託の分配金の高さや頻度は、ファンドの運用成績とは関係ありません。
投資信託の分配金には、元本の取り崩しが含まれている場合もあります(特別分配金・元本払戻金)。分配金は投資信託が運用している資産からだすので、分配金をだすと基準価額(投資信託の値段)は下落します。
そのため、自分が買った基準価額を下回っている場合は、元本の取り崩しになってしまうのです。
もちろん、お小遣い代わりに分配金を受け取りたいというニーズもあります。ただ、元本の取り崩しではあまり意味がありませんし、長期での運用を考えたら投資効率が悪化してしまうため、分配金をださないファンドの方が有利になり得ます。
分配金の高さや頻度だけでファンドを選ぶと、なかなか資産形成が進まず失敗する可能性が高まるので、注意が必要です。
失敗②手数料を把握していない
投資信託を購入するときは、販売手数料が必要になります。投資金額に対して2~3%程度かかるのが通常です。
たとえば販売手数料が3%だとすると、投資信託に100万円投資すると3万円の手数料がかかります。
以下、投資信託を運用するのに必要な主な手数料です。
- 購入時の手数料
- 売却時の手数料(信託財産留保額など)
- 信託報酬(運用期間中に発生する運用管理費)
特に信託報酬は運用期間中、仮に資産が値下がりしてもずっと発生するコストです。
せっかく投資信託で利益が出ても、手数料が高くては利益が目減りしてしまいます。
投資信託を選ぶ際には、手数料についても把握しておきましょう。
失敗③一つの投資信託だけで運用している
一つの商品だけに投資をしている人も、失敗の可能性を高めている。
「卵は一つのカゴに盛るな」という投資格言があるように、投資の基本は分散投資だ。
一つのカゴに盛った卵はそのカゴを落としたときに全て割れてしまうが、複数のカゴに分けて卵を盛れば一つのカゴを落としても、
ほかのカゴの卵は無事である。
一つの投資信託の商品に投資するということは、その商品の値動きに自分の資産を委ねているということだ。
こうした投資を行っている人はギャンブルに近い投資ともいえ、投資信託で失敗をしてしまう可能性が高くなる。
失敗④資金を決めずに運用している
積立投資は、積立金額の設定を誤ると失敗に終わる可能性があります。具体的には、積立金額を大きくしすぎないよう注意が必要です。
例えば、無理をして身の丈に合わない金額の積立をしていると、事故などで思わぬ収入の減少や出費が発生した際、ふと自分の口座を見ると預金が不足しておりお金に困ってしまい、これまで積み立ててきた投資資産を不本意な条件で売却せざるを得ないといった状況になりかねません。
あなたの生活を潤すための投資なのに、逆に生活を厳しくしてしまっては本末転倒です。
現在の生活があってこその投資であることを忘れてはいけません。積立額は、ご自身の収入に応じて家計にとって無理のない範囲に設定しましょう。
失敗⑤調べずに投資信託に投資している
人気ランキングや売れ筋ランキングでファンドを選んでいる人もいるでしょうが、そのようなファンドが儲かるとは限りません。
よく分からない投資信託に投資を行うということは、その商品のリスクも分からず、適切な売却タイミングの判断もできない事もあります。
金融商品にはさまざまな種類があり、それぞれリスク・リターンが異なります。例えば、商品選びにあたってリスク回避を重視しすぎると、資産が思うように増えず、投資目標を達成することが難しくなります。
逆に、リターンを重視しすぎてハイリスクな投資をおこなう場合も、失敗に終わる可能性が高まります。投資にはリスクが付き物ですが、リスクとリターンのバランスを考慮して商品を選ぶことが重要です。
まとめ
今回は、投資信託で失敗する理由を紹介しました。
やはり投資を簡単に始めたいと言ってもゼロからすぐに利益を出すという事が難しく、
リスクを知らないまま軽い気持ちで進めてしまうと失敗していまうということですね!
ネットの情報は信用できないというわけではなく、一つの情報だけで判断してしまう事が危険ですので、
色々な観点で調べ、自分に合った投資信託を探してみるのは近道かもしれません。
以前にエクシアの記事に例があるので是非読んでみて下さい!!
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