スマホに保護シールのを貼るのがもはや常識となっている昨今。
その中でも「液体保護シール」というものがあるのをご存知だろうか?
今回はそのメリットとデメリットについてまとめてみました
Contents
液体保護シールとは?!
通常の保護シールはご存知の通り携帯表面にシールのように貼り付けます。
液体保護シールは文字通り「本体ガラスに液体を塗布する」というものです。
塗布したあとは乾かせば、画面を保護する強固な膜が形成される仕組みです。
お値段
ピンキリですが、Amazonなどで見たところ2000~5000円です。
そのため往来の保護シールとあまり変わりません。
メリット
それではメリットについて挙げたいと思います。
どのスマホにも対応する
iPhoneならSE2用、12ProMAX用と、本体の大きさにより保護シールも異なります。
しかし液体なら塗るだけなのでサイズの違いはありません。
マイナーなAndroidやXperia携帯をお使いでなかなか保護シールが見つからない!
という方にもって事かもしれませんね。
ケースに干渉しない
保護シールによってはシールの厚さなどにより選べるケースが限られる場合もあります。
液体の場合は非常に薄い層の厚さとなるため、心配無用です。
フィルムが割れにくい、欠けにくい
通常のフィルムの場合角が欠けてきたり、触るうちに内部に気泡が入るようになったり剥がれ始めたり..とありますが、液体の場合はコーティングになるためそのようになる可能性は低いです。
使い道が色々ある
大体の製品が一度買えばスマホ何台分も容量があるため、画面があるスマートウォッチやカメラのディスプレイ、携帯ゲームなど用途は色々あります。
デメリット
デメリットについて挙げたいと思います。
塗布を失敗したら大変なことになる
しっかりと説明書などに塗り方が書いてあるとは思いますが、
塗りムラがあった場合は保護の効果もなくなるでしょうし、
スマホのマイクやスピーカーなどの穴に液体が入ってしまったりすると
除去することはほぼ不可能です。
綺麗な仕上がりにならなかった場合、やり直せない製品の場合はどうしようもありません。
剥がせない場合がある
「ブルーライトを◯◯%カット!」「硬度10H!」など謳い文句は数ありますが、
剥がす方法について記載してないメーカーも多々あります。
塗り直しややり直しがそもそもきくのかどうかも製品によるので、事前の確認が必要です。
その点、従来の保護シールは違うシールに張り替えるだけなので簡単です。
綺麗に塗れたとしても..?
ムラなく綺麗に塗ることができたとしても、操作性が快適か、本当に傷がつきにくいのかなど
は別問題です。もし思っていた結果が得られなかった場合、また上記のように剥がせるのかどうか..という問題に直面します。
綺麗に塗れたとしても..?2
もし綺麗に塗ることができ、思っていたクオリティの保護性能を発揮したスマホが水没などの理由で
壊れた場合に重要になるのが「メーカー保証が適用されるのかどうか」という点です。
以下はAppleの修理規約のページからの引用です。
https://www.apple.com/jp/legal/sales-support/terms/repair/generalservice/servicetermsjv/
1.11.6 不正改造の開示。お客様が製品に対して不正な改造を施している場合や、製品に対して Apple または Apple 正規サービスプロバイダ (以下「AASP」といいます) 以外の手による修理または交換を行った場合は、お客様にはサービスの注文過程で Apple に通知していただく必要があります。不正改造や、Apple または AASP 以外の手による修理または交換が原因で、修理中に何らかの損傷が製品に発生した場合、Apple は一切責任を負いません。損傷が発生した場合、Apple は、製品が保証または AppleCare サービスプランの対象であっても、サービスを完了するために発生する追加の費用についてお客様の承認を求めます。お客様が承認を拒否された場合、Apple は、お客様の製品を未修理のまま損傷が残る状態で返却する場合があります。その際、Apple は一切責任を負いません。
上記によりますと、液体を塗布する=元々のスマホのガラスに手を加えて変質させたと見なされ、保証が受けられない可能性があります。
上記の水没の件は保証の範囲内と見なされる可能性はあるかもしれませんが、例えば「画面のタッチが効かない」という理由の場合はこの場合は間違いなくアウトです。
液体保護シールを塗ってしまったがために改造品とみなされ保証が受けられず、また書い直すハメに。。となるかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
良し悪しがかなりはっきり分かれるので、
心配なようであれば従来通りの保護シールで問題ないのでは、と筆者は思います。