iPhoneを使っていて、急に電波が弱くなったり、Wi-Fiが繋がらなくなったり、
LINEの送受信ができなくなったり、、
こういったおかしな動きをする原因や解決策はケースバイケースですが、
もしかしたらその原因は、サムネイルにもあるとおり、
セキュリティソフトアプリかもしれません。
今回はそれについて解説したいと思います。
Contents
セキュリティソフトはどんなものがある?
ウイルスバスターやカスペルスキー、ノートン、マカフィーなどの有名なものもあれば、
大して効果のないものや、データ抜き取りのための詐欺まがいのもの、
後述する動作に悪影響を与えるだけのもの有象無象なものもあります。
↑詐欺ソフトとして有名なMackeeperとPhone Guardian。
インストールことで様々な悪影響を及ぼします。
iPhoneにはセキュリティソフトは必要?
結論から言うと不要です。
むしろ、入れない方がいいと言ってもいいぐらいです。
理由として、iPhoneのOSにはすでにセキュリティが組み込まれています。
iPhoneのOSはウイルスが入ってこないように作られているため、さらにセキュリティを強化しても
あまりメリットを享受することはできません。
Android携帯においては必要と意見もあります。
それでも、上記の話だけでは「ウイルス感染はないと言っても、念には念をと言うことで
別に入れてもよいのではないか」と言う意見もあると思います、
そこで、下記に「セキュリティソフトを入れてはいけない理由」を解説します。
セキュリティソフトを入れてはいけない理由
1.不具合を起こす
一番の理由はこちらです。
一行目に記載した、「電波がずっと弱かったり、Wi-Fiが繋がらなくなったり、
LINEの送受信ができなくなった」などの症状の原因の一つに
セキュリティソフトがあります。
また、この症状は前触れもなく起きるので、ある日突然症状が出た、と言う方が多いです。
さらにこれは、ウイルスバスターやノートンなどの知名度のあるソフトであっても起きます。
有象無象のアプリの場合は尚のこと発生率が上がります。
理由として、iPhoneの通常の動作ですらもセキュリティソフトは不審な挙動であると
勘違いしてブロックしてしまうためです。
iPhoneのiOSは頻繁にアップデートがかかるため、
それらソフトがアップデートに追従しきれてないため起きます。
症状が起きた→セキュリティソフトを削除したら改善した、と言う事例が非常に多いです。
2.費用対効果がない
ウイルスといえば20年ほど前、「トロイの木馬」などが猛威を振るった時期もありましたが、
それはパソコン黎明期でセキュリティも脆弱だった頃の話で、
現在、ITカスタマーサポートに勤めている方に聞いても
ここ最近で「iPhoneがウイルス感染した」と言う案件は全くないそうです。
ウイルス以外にも、スパイウェアやランサムウェア、マルウェアなど被害をもたらすものはありますが、
それもここ最近ではほとんど見かけません。
最近のトレンドは前回の記事で述べたフィッシングメールのように、
システムに侵入するのではなく個人情報を入力させて漏洩させる方法が主流です。
つまり、確かにiPhoneをちゃんと守ってはくれますが、過剰気味であると言うものなのです。
例えるなら、家のドアに鍵がすでに10個も付いているのに、それを20個に増やすようなものです。
それなのにセキュリティソフトは効果があるものは有料です。
そこにお金をかける理由は全くありません。
3.データが抜き取られる可能性がある
有象無象のセキュリティソフトに限った話ですが、
こちらはそもそも効果があるのかすら怪しく、全く無意味なものや逆に不具合だけ起こすもの、
またはデータを収集するために「セキュリティソフト」と偽っているアプリすらあります。
そんなソフトは百害あって一理なしのため、すぐに削除しましょう。
セキュリティソフトの削除方法。
設定アプリを開いた最初のページに「VPN」の項目がある場合は、
何かしらのセキュリティソフトが動作していると言う意味です。
まとめ
つまりiPhoneにセキュリティソフトを入れることは、
「わざわざお金を払ってiPhoneの不具合を引き起こす」と言うことになります。
「iPhoneで◯◯をしたいけど、なぜかうまくいかない」と言う時はセキュリティソフトを
入れてなかったかを今一度確認してみるといいかもしれません。
ただし、WindowsPCや、会社で使っている携帯などは情報漏洩リスクを少しでも減らすため、
導入した方がいいケースもあるので注意が必要です。
参考:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201413